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自由は土佐の加茂より


昭和30(1955)年の合併で消えた加茂村より雑感発信
by bx_16v
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剣山系鳥獣保護区

剣山系国設鳥獣保護区の拡大が高知県側ではまったくされなかった。

剣山系保護区 高知県側拡大せず(高知新聞)
http://203.139.202.230/?&nwSrl=250973&nwIW=1&nwVt=knd

フィールドワークの好きな私は環境省や高知県のツキノワグマ調査に調査員としてずっと関わっており
調査予算カット後も現在も正規の手続きを経た上で個人的に調査を続行している。
密猟問題が懸念されるのでこのブログでもその詳細を書くことはできないのだが
他の調査団体とも情報交換をして多少は精度のある生息状況がつかめつつある。
ただ会合や申し入れをした際の態度については高知県と徳島県では明確な差があり
それが今回の保護区拡大に対する態度に直結しているのは間違いがない。
ことツキノワグマの生息や被害に関しては徳島県のほうが多いのだが
シカの被害に関しても五分五分といったところであろうし地元感情も似たり寄ったりである。
これは現地で調査しての実感であり実際にアンケートでも出ている結果である。
現状のシカ被害の甚大さはじゅうぶん承知しておりクマ保護だけを優先できないのはよくわかる。
しかし徳島県はその点を考慮した上で保護区拡大に踏み切ったのは事実で
高知県は互いの主な生息地の標高差を考えた上での妥協点さえ示せずに終わった。
絶対反対これのみという主張ではお話にならないのに聞く耳を持たなかった気がする。
我々が一番恐れているのは錯誤捕獲でありさらにクマによる人的被害である。
シカ被害が甚大であるので保護区拡大は不可能ならばせめてその対案を示し実行すべきであった。
ツキノワグマの生息する地域はおおむね標高の高い(具体的数値の公表はやめておく)地点が多いが
その標高を元にした駆除データの持ち合わせぐらい出せる上での反対論かと思いきや
そういったデータの持ち合わせすらなくひたすら反対を唱えるのみ。
元々徳島県はクマ対策が(完璧ではないが)充実しており連絡網も整備されている。
高知県は1986年の禁猟以降20年以上まったく行政サイドとしてそういった動きはなく
とりあえず稀少動物だから禁猟にしましたよというだけの事である。
仮にクマによる人的被害があった場合の危機管理マニュアルもまったくない状態で
今まで何もなかったからきっと大丈夫というお気楽な考えなのだ。
今回保護区拡大が不可能ならばせめて関係自治体や関係者と出没情報の連絡網を構築し
万が一の危機管理マニュアルと体制を整えるべきでそれが最低の妥協案となりうるはずだったのに。
現場に出向くことのない事務職連中に言っても始まらないことかもしれないが
本来こういう場合に地元と環境省との仲介役にまわるのが立場上ベストな高知県サイドが
とにかく絶対反対だけしか言わずに終始した無能さはあまりにも情けない出来事であった。
by bx_16v | 2009-10-31 22:19 | 学校/地域
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