自由は土佐の加茂より |
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1/1夜にNHKで表記の番組があり現在の惨状を作ったA級戦犯竹中平蔵氏が出演。
以下その信じられない発言に対しての個人的感想。 ・改革が不十分だから今の惨状が起こった、さらに徹底を →いや、どう考えてもその前に当事者として具体的反省をするべきかと ・大企業に対する法人税をもっと安くしろ →法人税を安くしても内部留保にまわるだけ、雇用経済対策には絶対関係ない ・市場に何でも任せればよいなどと言ってはいない →一瞬耳を疑った、この人には恥という感覚が皆無なんだなと そう言えば竹中氏は昨秋に経済誌週刊ダイヤモンドでも農業産業論をぶちあげていた。 「農業を成長産業にせよ! 規制を緩和すれば必ず「農業起業家」は増える」 http://diamond.jp/series/nippon/10030/ 知っていて言っているのなら間違いなくこの方は詐欺師である。 米を輸出しろというが日本特有のジャポニカ米は海外では好まれない。 大規模化とてここまで国策で大規模な灌漑事業はほぼやり尽くしている。 まわりを見ればわかるだろう、一直線になった田んぼと三面張りの用水路だらけ。 これ以上やるにもその予算は国には残っていない、誰にその資金を出せというのか。 竹中氏のことだから規制緩和をして企業参入を簡単にしろと言い出すだろう。 企業参入にしてもまず農産物は天候いや気象条件によって左右される博打である。 このリスクを回避するために最近は植物プラントとも言える工場栽培が行われる。 ところがこれが不味いうえに高い、やはり土と太陽は農産物の原点だろう。 何よりの問題点はあまりに安すぎて収支が成り立たなくなっている。 今の食品価格は中国などからの輸入食品・農産物をベースに設定されている。 昨年から輸入食品の安全性云々と言う割に、国産品をベースにした食品価格には戻らない。 圧倒的に「安全性は欲しいけど、値段は安くないと買わない」というわがままな消費者は多い。 そしてその消費者に対して安値を武器に販売している小売・外食事業者しかいない。 このサイクルの中で、農業が儲かるはずがないのである。 むしろ農産物を高く売ることの出来る小売店や外食店を作らせるほうが効果は高い。 耕作放棄地の事や法人化などダイヤモンドの記事には他にも突っ込みどころ満載である。 まお笑い芸人との対談記事なのでそういった視点で読めば本人も本望だろう。
by bx_16v
| 2009-01-04 11:24
| 食べ物/農業
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